患者様との信頼を大切に、一人ひとりに最適な治療を

安全な治療を第一に

親知らずの抜歯や口腔外科の治療は、無理に急がず、患者さまの健康状態や不安に配慮しながら進めていきます。
治療前にはしっかりとカウンセリングを行い、リスクや手術の流れ、術後のケアについて丁寧にご説明します。
ご不明な点やご不安があれば、どうぞ遠慮なくお尋ねください。
治療に対する不安を少しでも軽減できるよう、患者さま一人ひとりに寄り添った対応を心がけています。

口腔外科治療の他のケース

親知らずの抜歯以外にも、口腔外科ではさまざまな治療を行っています。
例えば、歯周病が進行し、顎の骨や歯肉にまで影響が出ている場合には、外科的な処置が必要になることがあります。
こうした場合も、デンタルCTやデンタルX線を活用し、詳細な診断を行った上で、最適な治療方法を選択しています。当院では、患者さまの痛みや不安を少しでも軽減するために、麻酔技術にもこだわっています。
歯科用麻酔器具を使用し、できるだけ痛みを抑えた治療を実施しています。
麻酔がしっかり効いた状態で治療を進めますので、治療中の痛みを気にすることなく安心して治療に臨んでいただけます。

親知らずをそのままにするメリット

1. ブリッジの支台として利用できる

親知らずを残しておくことで、将来何らかの理由で周囲の歯を失った際、ブリッジ治療の支えとして利用できることがあります。
これにより、失った歯を補う治療がスムーズに行える可能性が高まります。

2. 自家歯牙移植の候補になる

親知らずを他の歯が失われた部分に移植することも可能です。
これにより、義歯やインプラントを使わずに自身の歯を使って補完する治療ができる場合があります。
移植することで、腫れや痛みを最小限に抑えられるメリットもあります。

親知らずをそのままにするデメリット

1. むし歯や歯周病のリスクが高まる

親知らずは奥に生えているため、歯ブラシが届きにくく、食べかすや歯垢が溜まりやすい部分です。
そのため、むし歯や歯周病になりやすく、さらに隣の歯にも悪影響を与えることがあります。
親知らずを放置しておくと、口全体の健康に影響が及ぶ可能性が高まります。

2. 歯並びが悪くなることがある

親知らずが斜めに生えたり、傾いて成長することが多く、その圧力で他の歯を押し出すことがあります。
これにより、歯全体の並びが崩れ、歯列不正が起こるリスクが高まります。
特に、すでにきれいな歯並びを保っている方にとっては、放置することで見た目や噛み合わせに問題が生じるかもしれません。

3. 口臭の原因になる

親知らずがむし歯や歯周病になると、その周りに細菌がたまりやすくなります。
これが口臭の原因となり、不快な症状を引き起こすことがあります。
特に親知らずがしっかりと清掃できない位置にある場合は、口臭のリスクが高くなります。

4. 囊胞（のうほう）ができる可能性がある

親知らずが完全に生えず、骨の中に埋まったままだと、囊胞と呼ばれる病変が発生することがあります。
囊胞は放置すると大きくなり、周囲の歯や骨を圧迫してしまうため、早期発見と治療が重要です。